外国人採用企業のための内定者支援ガイドー内定後から入社までー
「面接でもしっかりと確認したし、あとは内定後は入社を待つだけ」
「日本人と同じく、入社後に研修を行えば問題ないだろう」
このように考えてはいませんか?
外国人は自身が生まれ育った環境とは全く異なる場所で働くことになります。ですから、入社後に日本人と同じように教育してもなかなか力を発揮することができないことも多々あります。定着・早期戦力化し、外国人社員の方に活躍していただくために、今回は外国人社員の内定から入社までの間にやっておくべきことをお伝えします。
日本のビジネスマナーや職業倫理、専門用語の教育
日本での就業経験がない(少ない)外国人に対しては、下記のようなことを教育する必要があります。
- ビジネスマナーや言葉遣い
- ビジネス用語
- 職業倫理
これらに関する教育を入社前に行っておくと良いでしょう。

生活相談
住まい、借金、同居家族、結婚、出産などで問題を抱えている外国人もいます。ですから、入社前にこれらの相談に乗り、仕事に集中できる環境作りが重要です。
また、外国人の方が生活相談ができる機関もあるので、先にお伝えし、不安を減らしていくことも大切です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
就業規則の説明(特に有給休暇の取得について)
入社後、就業規則について「言った」、「聞いていない」というトラブルに発展してしまうことがあります。ですから、入社前にしっかりと就業規則を説明しておくことをお勧めします。
特に、繁忙期に一時帰国を申請する外国人もいます。有給休暇の取得については、早めに手寧な説明をしましょう。